説明するまでもないと思いますが、念の為に解説しますと、上の二段がワタクシのＰＣのベンチ測定結果です。最上段がNT4.0のDualCPU、その下がWindows98の結果です。
昨年(平成12年)より、諸般の事情で音声データをデジタル処理する必要が生じてきたのです。それまではチープなPC環境で普通(?)に暮らすには全く問題を感じていなかったのですが、たった１０分程度の音声データを処理するにも莫大な時間がかかったので、パワーアップすることを検討しはじめました。
単純に高クロックのCPUを使用するのはお金もかかるし面白みにかけます、また、手元には昔、買ったWindowsNT4.0があるのですから、これを使わない手はありません。
そんなこんなでPentium-IIIデュアル構成のPCを構築することにしました。しかし、全くの無計画でバラバラにパーツを買いましたので、まあ、自慢できるようなモノではありません。
なにはともあれ、機器の構成を書いておきましょう。
| CPU | Intel Pentium-III 667(FSB133x5) Dual |
| M/B | GigaByte GA-6VXDC7 |
| VGA | SPARKLE SP398 (S3 Savage4 Xtreme 16MB AGP) |
| SOUND | MD-MATE (CMI 8738/PCI) |
| HDD | IBM DTLA-307015 (15GB 7200rpm U-ATA100 2MBcash) |
| DVD | DVS DSR-520H |
| LS | MATSUSHITA LS-120 |
| NET | A.I.Brain EPCI-TP (Realtek RTL8029 PCI) |
| OS | MS-WindowsNT 4.0 SP6a |
| H13.1.29現在 |
| とりあえす、ベンチマーク（HDBENCH Ver3.22)を走らせてみました。同じマシンで計測しましたが、WindowsNT4.0はDualCPU対応ですけど、Windows98側ではSingleです。 説明するまでもないと思いますが、念の為に解説しますと、上の二段がワタクシのＰＣのベンチ測定結果です。最上段がNT4.0のDualCPU、その下がWindows98の結果です。 |
さて、マシンを組み立て、OS(WinNT4)のインストールは無事に済みました。
相変わらずお金をかけたくないので、今回のPC用のグラフィックアダプタにはS3社のSavage4チップを利用したボードを使うつもりでいました。本当はMatrox社のG450
DualHeadとかが欲しかったのですが、なんと言っても高すぎます。それで近所のショップで貯めたポイントカードを使いながら格安な
SPARKLE社 の SP398 16MB という製品を購入しました。このボードは前述しましたS3社のSavage4 XtremeというSavage4ファミリーの中ではかなり早いチップを載せています。グラフィック用のメモリは16MBでAGPスロットに挿すタイプです。そうそうAGPは4xモードで動きます。
最初はVGA画面（640x480 16色)で立ち上がってきますので、ボードについていたCD-ROMからドライバをインストールしました。
そして、無事に再起動したのでベンチマークをとると・・・お・遅い、遅すぎる・・・。
いくらなんでも、これはないだろうと思い、他のグラフィック・ボードを挿しこんで試してみました。ちなみに私が持っていたのは古いモノばかりですが（いや、Savage4だって、もう過去のモノだが）、それにしても、Savage4と比べれば、どれもズーッと速いではありませんか！？
と、かなり年期の入ったものばかりなのにもかかわらずだ！一体、どうなっているのだろうか？
ところで、このマシンは、WinNT4用なんですけど、実は私、何かあるといけないので1台のPCには必ずパーティションを切って複数のOSをインストールすることにしておりまして、このマシンには既にWin98が導入してあったりするのです。で、こちら側でも調べて見ることにしました。
ベンチをとると、やっぱり遅い。もう一回、ドライバをインストールし直そうとして、ハタと気がつきました。ドライバの選択画面に無印版と32bit版の２種類が表示されているではありませんか。最初は何も考えずに無印版を選択していたのですが、あらためて32bit版を入れてみました。すると・・・おおっ！スピードが劇的にアップしました。
これはWin98での実験だったので、では再度、WinNTに戻ってインストールのし直しだーと再開したところ・・・ドライバのインストール画面では一種しか表示されません。32bit版はWin95/98だけのようだ・・・再びガッカリ。
ちなみに、ここまでのところのスピードは
1. Millennium II
2. Rage 128 VR
3. Mystique 220
4. Savage4
の順番になっていました。
さて、ならばインターネット経由でS3のサイトから直接、最新のドライバをダウンロードしてくればよいと思い、さっそくネットに繋げてNT4用のドライバを手に入れてきました。
解凍して、無事にインストール終了。ドキドキしながらベンチを走らせると・・・全然、速くなっていない！（悲）
ふと、横を見ると先日、購入したばかりのPC-9821Xa13が目に入りました。そういえば、こいつにはＩＯデータのGA-SV-408/PCIってボードを入れてやったけな。これにはSavage4 Proってチップが載っていたハズ。モノは試し、失敗しても壊れるわけじゃなしとＩＯデータのドライバを使ってみることにした。
NT4用ドライバのインストール画面で
(1) DOS/V GA-SV4 Bus Master Driver（推奨）
(2) DOS/V GA-SV4 None Bus Master Driver
(3) PC-9821 GA-SV4 Bus Master Driver
(4) PC-9821 GA-SV4 None Bus Master Driver（推奨）
と表示されました。
まず、インストーラーさんご推奨のバスマスター方式を入れてみました。結果・・・全然×、話にならない。
でも、まてよ・・・今回はPenIII Dualって強力な構成なのだから、バスマスターにこだわらなくても良いのじゃないか？
で、今度はNone Bus Masterを選択し、そしてベンチを動かす。すると・・・やったー、スピードアップ！Rage128を抜いて、Millenniumと代わらないぐらいのスピードが達成されました。
ああ、よかった。
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ベンチマーク(HDBENCH3.22)の結果です。 全て画面サイズ:1024x768，色:16Bit（65536色) 上から、Mystique、Rage128、MillenniumIIです。 その次がSavage4の結果で、上（4段目）からS3サイトの最新ドライバ。次がGA-SV4のバスマスタードライバ。 そしてGA-SV4のノンバスマスタードライバです。こいつだと、Rage128、Mystiqueを抜いて、MillenniumIIに迫るスピードです。 下二段は参考のためにWindows98での結果です。 |
【H13.1.13】
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